今日で10月が終わります。

いかがお過ごしですか。

寒暖差の多い時節

11月もどうぞどうか

心とお体お大事になさってくださいませ。

 

毎月月末、お仕事が終わった夜。

病院の小さな自室の机に向かいます。

過ぎた1ヵ月を思い

文章を考えます。

 

今夜も机に向かっています。

あとひとときで

今日も、今月も終わります。

 

春、夏、そして秋

ひと、動物、出来事

出会いと別れを続けながら

季節を進んでまいりました。

振り返るとお別ればかり浮かびます。

 

秋の夜は

もの思うと愁います。

今夜も面影が浮かびます。

 

 

これから秋深まる寒い夜は

温かい食べ物が恋しくなります。

 

数カ月に1回

食べたくなるものがあります。

たこ焼きです。

じわり、食べたくなります。

 

父は関西の人でした。

お好み焼きがとっても好きだったそうです。

通称「お粉もの」が好きだという遺伝情報が

DNAに残されているかのようです。

 

また、じわりと食べたくなりました。

たこ焼き屋さんへ行きました。

始めてのお店です。

 

僕より年長さんとお見受けする奥様が

お一人で鉄板に向われていました。

 

ボードに書かれたメニューを見ました。

塩だれ、醤油、ソース味が選べるようです。

塩だれのたこ焼きを食べたことがありません。

「たこ焼きを塩だれでください」

お願いしました。

 

「ダメ、ソースにしな、美味しいから」

潔く言われました。

 

「えっえっ」

ってなりました。

塩だれのだめだしに一瞬、戸惑いましたが

「あっ、では、ソースでお願いします!」

変なとこ素直です。

 

ガラスケースの中に並んだ

みたらし団子を発見。

焦げ目のあるお団子が

琥珀色のたれをまとって光っています。

お団子大好きです。

「お団子5本ください!」

迷わず追加でいただきます。

 

「もう夕方店じまい、今日のたこ焼きはこれが最後ね」

「あっ、最後ですか、よかったです、いただきます」

 

大切なたこ焼きを斜めにしてつぶさないよう

慎重に水平に、手に提げて帰りました。

 

とにかく猫舌です。

<アツアツのおでん芸>は決してできません。

焼きたてのたこ焼きは情けなくも食べられません。

お持ち帰りの間に冷めるとちょうど良くなります。

 

美味しくないたこ焼きはありません。

今も昔も美味しいです。

この度もとっても美味しくいただきました。

そして、おっしゃるとおり

ソース味でよかったです。

 

またお店へ伺います。

「たこ焼きをソースでお願いします!!」