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何かに心奪われる時間は
瞑想に似ているそうです。
きれいな景色、美味しい食べ物。
スポーツ、マンガ、映画。なんでもいいと思います。
心奪われる時間。
いっぱい心奪われたいです。
朝から夜まで
駆け足の日々が続きました。
こんな時、自分に戻りたいときに行く
大好きな場所があります。
銭湯「龍美湯」さんです。
昭和の面影を大切に残されている
本当の銭湯です。
入口の<牛乳石鹸>ののれんをくぐると
そこはいつも昭和です。
お湯を薪で炊かれています。
すごくお手間がかかる作業だと思います。
だから、お湯あたりが絶妙にいいです。
長湯をします。
出たり入ったり
あっち入ってこっち入って。
ぐるぐる回って
軽くのぼせ気味です。
いろんなことが
お湯に溶けて流れます。
そしてお風呂上りに瓶ラムネをいただきます。
番台にはご主人か女将さん。
お礼を言います。またお邪魔します。
のれんをくぐると
ぽかぽかの頬に
冷たい秋の夜風。
今夜もいい気持ち。