真夜中の電話
深夜0時頃。
携帯電話が鳴りました。
まだ眠っていませんでした。ドキリとしました。
電話帳登録していない電話番号からです。
電話の向こうは、聞き覚えのない男性の声。
不安がよぎりました。
「いわはしさんですか?」ドキッ。
「 アルソックです。」ドキッ。
病院の警備をお願いしている警備会社ALSOK(アルソック)さんでした。
病院の警備システムが作動したので、一緒に立ち会ってほしいとのこと。
自宅から車で向かいました。
病院に着くと体の大きな警備員さんが病院の外で待ってくださっていました。
僕も小さくはないのですが、縦も横も僕よりひと回り大きな体格の方でした。
頼もしいです。
外周は異常なし。いっしょに病院内に入りました。
院内異常ありです!
待合室のエアコンが全開で送風し、カーテンを揺らしているではないですか!
僕が退出時、エアコンをOFFにせず、強風ONにして帰った模様・・・。
待合室はキンキンに冷えていました。
おそらくこれが原因です。とにかくめちゃくちゃお詫びしました。
それから1時間後。再度アルソックさんからの電話。
また病院で警備システム作動。今回は誤作動と判断したとご報告いただきました。
「深夜にたびたび申し訳ありません、本当にすいません!!!」
さらに前回以上に恐縮。とにかくお詫びとお礼をお伝えしました。
いろいろなお仕事があります。みんな、いろんな理由や事情をもって暮らしています。
ほとんどの人は、暮らしのためにお仕事をしています。すべてのお仕事が尊いです。
そして、みんなが眠っている時間なのに、働いている方がいらっしゃいます。
今回、深夜にそんな方にお会いして、感謝の気持ちが自然と湧いてきました。
僕は明るい昼間に仕事をしてるくせに。感謝が足りないのがわかりました。
翌日。
すぐに警備システムの修理交換をしていただきました。
ALSOKさん、この度はごめんなさい。それから、いつも安心をありがとうございます。